ハムメーカー直営レストランで、肩の凝らないフレンチを
シュトゥーベン・オータマ
シュトゥーベン・オータマ
「TOKYO X豚を使った料理」に自信があります
- 住所
- 福生市福生785
- TEL
- 042-551-1325
7メートルの吹き抜けという開放的な空間、
格調高い雰囲気で味わうのは、カジュアルフレンチ。
老舗ハムメーカー直営ゆえのこだわりも随所に、
希少な銘柄豚「TOKYO X」のまだ見ぬ魅力を、
存分に堪能できるビストロが、福生駅すぐにある。
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ランチで人気の「黄金比率ロールキャベツ」と、ディナーで人気の「ニューカレドニア産 天使海老のカダイフ包み揚げ」。他では食せない逸品だ
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吹き抜けの天井にシャンデリア輝くゴージャスな空間で、ゆったりとお酒と食事を味わいたい
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シェフ自慢のTOKYO X豚を使った煮込み料理。分厚い豚肉がほろりと溶ける
店長からの一言
友利孝二さん
特別な日から普段使いまで、さまざまなシーンでご利用いただければと思います。毎月お得に食事ができるサンクスデーを開催しています。開催日はホームページをチェックしてください。是非、当店で、ご友人や大切な人と楽しいひとときをお過ごしください。
基本情報
店名 | シュトゥーベン・オータマ |
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住所 | 福生市福生785 |
電話 | 042-551-1325 |
営業時間 |
平日11:30~14:00(L.O.) 17:00~20:30(L.O) 土日祝11:30~15:00(L.O.) 17:00~20:30(L.O.) |
定休日 |
月曜、火曜 祝日の場合、翌日休 |
駐車場 | 20台 |
カード使用 | 可 |
URL | https://www.otama.co.jp/stuben/ |
ストーリー
お手軽なランチコースで、シェフの技を堪能
ドイツレストランから、カジュアルフレンチにチェンジして1年余、現在のランチのコンセプトは洋食屋スタイル。パスタ2種に、メイン料理8種、福生ドッグのワンプレートと肉も魚もハムもソーセージもあり、非常にバラエティ豊かなラインナップとなっている。レストランスタッフの渡辺加織さんはこう話す。
「うちならではのハム、ベーコン、ソーセージも味わっていただけますが、全て、一手間、加えたお料理となっています。<本日のお魚料理>もありますので、お肉が食べられない方でもお楽しみいただけるようになりました」
パスタにはもちろんパン・ライスはつかないが、サラダ、スープ、コーヒーか紅茶がセットになり、1100円から食べられるのだから、かなりのお値打ちランチだ。
ランチのイチオシは、15食限定の「黄金比率ロールキャベツ」(1200円)。牛と豚の合挽き肉にハムやベーコンのペーストを秘伝の配合で練り合わせた、ここでしか食せない一品だ。大ぶりのロールキャベツは、肉ダネの重量感が半端ないボリュームだ。キャベツはトロトロに溶け、コックリと濃厚でありながらマイルドな味わいのトマトソースをまとった肉ダネは、奥にハムやベーコンの味わいをかすかに感じる複雑な味わいで、どっしりと食べ応え十分だ。
渡辺さんのおススメが、「ランチコース」(2500円)だ。本日の前菜3種、サラダ、スープ、本日のお肉料理、自家製デザート、パン・ライス、コーヒー・紅茶という、充実すぎるほどの内容。予約なしで、当日飛び込みでも楽しめるのもありがたい。
「このコースを食べていただくと、シェフの自慢の料理を、前菜からいろいろと食べることができます。お肉料理はほぼ、<TOKYO X豚>ですね」
前菜は「豚肉とベーコンのテリーヌ」、「ほうれん草とベーコンのキッシュ」と「自家製ソフトサラミとキノコのマリネ」の3種盛りそれぞれの個性ある風味が楽しい。メインは、「TOKYO X豚のトマト煮込み」。分厚い豚肉がナイフを入れるとほろほろにほどけ、柔らかさに驚きつつ、肉の旨味が口中いっぱいに広がる。サラリとしたトマトソースとの相性も抜群で、付け合わせの野菜もたっぷりだ。
決め手は繊細なソース、フォンドボーから自家製
ディナーは、フレンチスタイル。魚介、牛、豚、鶏、羊とバラエティに富んだ食材がメインとして登場する。
特に人気なのが、「ニューカレドニア産 天使海老のカダイフ包み揚げ オリーブの香り」。世界最高峰の養殖海老「天使海老」を、トルコやギリシャ原産の「天使の髪」と言われる麺状の生地を巻きつけて揚げる、手の込んだ一皿。サクサクの衣の食感が楽しく、頭から食べられる海老の味の濃さに驚く。ケッパー、オリーブ、アンチョビなどで作る「タプナードソース」が、実にいいアクセント。このソースこそ、フレンチマジックなのか。
イチオシの新メニューが、「TOKYO X豚とベーコンのオーブン焼き」だ。3センチはあろうかと思われる分厚い豚肉が、驚きのホロホロの柔らかさ。白ワインと玉ねぎだけで煮込んだというスープは豚とベーコンの旨味が溶け込み、シンプルながら滋味深い味わい。ほろほろと繊維質となってほぐれる豚肉にまろやかにまとわりつく、脂身が何と甘いことか。しつこさは皆無だ。シンプルな調理法だからこそ、TOKYO X豚の旨みを最大限に引き出すことが可能なのか。
甘酸っぱくてフルーティーな「キャロットラペ」は、箸休みにぴったり。ゴルゴンゾーラの酒粕ムースが秀逸な「チーズ盛り合わせ」も、地ビールには実に小粋な伴走者だ。
吹き抜けの天井にシャンデリアが煌めくゴージャスな空間で、お手軽に、フレンチの至極の技を堪能する。こんな贅沢がふらりと叶う幸せを噛み締めたい。
“居心地のいい部屋”で、気軽にフレンチを楽しんで
2021年1月、“ドイツ”から“フレンチ”へ
ドイツ・ローデンブルグの街並みを彷彿させる、オレンジ色の三角屋根。店名の“シュトゥーベン”とは、ドイツ語で「居心地のいい部屋」を意味する。ドイツ式の本格的製法でハムやベーコン、ソーセージを作る老舗ハムメーカーの「大多摩ハム」が2000年にオープンさせたレストランは、オープン以来ドイツにこだわってきた。
しかしコロナ禍の影響もあり、より幅広い世代に向け、目で見て美しく、バラエティ豊かなさまざまな料理を提供しようということで、2021年1月より友利シェフを招き、カジュアルなフレンチレストランに転換した。
今やメニューの幅広さからか、若い世代、とりわけ30代の女子会などに広く利用されるようになっている。確かに「テリーヌ」や「キッシュ」、「リエット」などは、女子の心を間違いなくくすぐる。こうしたものを何品かシェアして、いろいろなものをちょこちょこ食べるのは、女性にとっては最高にうれしいと言ってもいい。
渡辺さんは、シェフの仕事ぶりにいつも感嘆すると言う。
「シェフはいつも何か仕込んでいます。全て手作りで、ランチのスープは鶏ガラをコトコト煮込んだものがベースですし、フォンドボーも何日もかけた自家製です。サラダのドレッシングが人気で、お客さまの声を受けて売店で販売するまでになっています。特に<TOKYO X豚>を、手の混んだフレンチに仕上げる技には感嘆します。分厚い肉をオーブンで何時間も火を通すので、ほろほろになりますから」
メニューを見れば、心をくすぐられるものばかり。「ハンガリー産 マグレカナール 鴨胸肉の燻製と茄子マリネ シェリーヴィネガー風味」や、「縞ほっけの燻製 カラスミの香り」、「TOKYO X肩ロース肉のロースト シャルキティエールソース」など、近隣ではなかなかお目にかかれない料理に、胸がワクワクする。ぜひ一度は食べてみたいと、好奇心がくすぐられるものばかりだ。