長年溜め込んでいた髪のコンプレックスも、
ドクターさながら、一気に解消。
都内からも熱烈なファンがやってくる、
唯一無二のカット技術を誇る美容室が、
何と、牛浜駅前にある!
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これが、Before。髪が跳ねてまとまらない。頭頂がぺたんと沈んでしまう悩みを抱えてのご来店
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そして、Afterでこうなった。頭頂はふっくらとボリュームができ、毛先もしっかりとまとまっている
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横から見るとこんな表情。エレガントな雰囲気に仕上がっている
店長からの一言
太田昌晴さん
どの美容室へ言っても悩みが解消しない、ヘアスタイルに困っている方はぜひ、 お越しいただければと思います。どんなことでもご相談いただければ、解決します。うちでは家でブローしなくても形が決まる、再現性の高いスタイルを提供します。 基本、予約制でマンツーマンの美容室ですので、どうか、お気軽にお電話ください。
基本情報
店名 | hair FRUH |
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住所 | 福生市牛浜99-26 |
電話 | 042-530-1136 |
営業時間 |
10:00 ~20:00 |
定休日 |
火曜 年始休み |
駐車場 | 1台 |
カード使用 | ⅾ払い、PayPay、LinePay |
URL |
ストーリー
カットの技術はセンスより、数学が大事
白を基調としたシンプルな店内。大きな四角の鏡を囲むティファニーブルーが、いいアクセントとなって女性の心をくすぐる。椅子は2つ。基本的に、太田さんがマンツーマンで客に向き合うスタイルだ。
開口一番、太田さんはこう話す。
「うちは、困っている方のための美容室と言ってもいいですね。ほぼ、どこに行っても治らない、髪のコンプレックスや悩みを持っている方達がやってきます。髪が跳ねて困るなら、要は跳ねないように切ればいいだけのこと。困っている人のいわば、“最後の砦”となっています」
困っている客の髪を見ると、「歴史」がわかる。本人の髪のクセというより、美容師が作るクセに、太田さんは愕然とする。変なハサミの入れ方をされている客を見ると、「何とかしないと」と血が騒ぐ。
「自分のためにやるということはうまく行けないけれど、お客さんが困っているから、何とかしてあげないとなるといい感じに行く気がしますね」
太田さんはカットの技術はセンスではなく、数学ができないといけないと言う。太田さんのカットはまず、その人の骨格を見るところから始まる。
「たとえば3キロ太ったとしたら、頭の形は違って見えますが、骨格は変わらないわけです。骨格を基礎にすれば、太ろうが、同じように見えるヘアスタイルを作れるわけです。私のカットはまず一番に骨格を見ること、次に軸を作ることから始まります。そして、頭髪を8分割にして、球体のイメージでカットしていきます」
頭髪を8分割にするという手法に辿り着くまでには、1000人以上をカットしたという。これが最も効率よく、その人の骨格にあったカットを可能にする。大抵の美容師は、四角い形をイメージしてカットするのだと言う。しかし、頭の形は球体だ。球体というイメージでカットしていけば、ヘアスタイルの持ちはかなり長くなる。崩れないのだ。
「その人が希望するヘアスタイルを作りますが、次にうちにくる時も、そのままの状態で来られますね。ヘアスタイルは40日で一度崩れるのですが、それでも『まあ、いいじゃん』と思えて嫌にならない。おまけに、人が見てもおかしくない。結局、1年ぐらい持ちますね。だから、うちはリピーターが多いです」
しかも他の美容院と違い、太田さんはブローで入念な仕上げをしない。客がプロでない以上、家でプロと同じようにスタイリングするのは難しい。だから、何もしないでも、美容院で仕上げたヘアスタイルが維持できるように仕上げて、帰っていただくのが常だと言う。
まさに髪のドクター、奇跡のヘアスタイルを実感
取材時、太田さんは私の髪を見て「かわいそう」と一言。確かに右側の後ろの毛が跳ねたままで治らない。真ん中の分け目も変えたいのに数十年、どの美容院に行っても同じことの繰り返し。取材時は2ヶ月前に、大胆にショートにしたばかり。イメチェンをしたはずが、周囲の反応はさほどでもなかった。
「ちょっと髪が短すぎるから、どうかな。でも、やってみますか。かわいそうすぎるから」と、シャンプー台へ。ゴッドハンドのようなシャンプーの心地よさ、トリートメントも入念だ。
「リンスとか、トリートメントとか、ちゃんとしていますか?」
気づかなかったが、相当、傷んでいたらしい。シャンプーやトリートメントはその人の髪質や状態で、使い分けると言う。そんな美容室、これまで出会ったことはない。
いざ、カットだ。太田さんは大胆に淀みなく、カットしていく。さまざまな手法を駆使して。「これが他では、なかなかできないんだよ」とサイドに鋏を入れた瞬間、スッと耳に髪先がしぜんにおりた。
それにしても、私に施されていたカットはかなりのものだったらしい。後ろは右と左が揃っていない。「1000円カットじゃないよね?」と疑われたほど。もちろん、そうではない。それにしても、この淀みなきカットの見事さは、どこから来るのだろう?
「最初にちゃんと骨格も見ているし、設計図ができているから、もうあとは切っていくだけ。とにかくカウンセリングが大事で、ここできちんと設計図ができれば。もう大丈夫。右側の髪、跳ねないようになるはずだけどね」
数十年、付いて回った真ん中の分け目はどこへやら、横へ流す前髪がひどく新鮮で、ぺちゃんこだった頭頂部はふんわりと軽く、後頭部も丸く盛り上がったスタイルが、あっという間に完成した。
こういう髪型にしたかったと心から思う。何より、似合っていると思う!
「似合わない髪型になるのは、技術力がないから。カットする時には、私は背骨も見ます。髪型というのは、全体のバランスだから」
こうして、初めて太田さんに切っていただいたわけだが、カットから数日経つが、今でも手櫛ひとつでふんわりとしたシルエットと、横に流れる前髪のラインは変わらない。何より、右側のあんなにしつこかった跳ねは、まるで嘘のように影も形もない。
オンラインヨガでの画面越し。先生や参加者から、「すごく似合っています。かっこいい」との評もいただき、素直にうれしい場面となった。
今、心から思う。太田さんに出会ったことでようやく、私の長かった「美容院放浪記」に終止符が付いたことを。
これは医者か、マジシャンか。そんな凄腕の美容師が、わが町・福生に紛れもなくいる。都内からお客が足繁く通う美容院が、足元にある喜びを噛み締めたい。
髪の悩みの駆け込み寺、最後の砦として
母親に喜んでもらえればと、美容師に
太田さんは、埼玉県三郷市出身。高校卒業後、特にやりたいことはなく、母親が美容院を経営していたこともあり、「母が喜ぶように」と美容師の専門学校に進んだ。
卒業後は、青砥にある美容院へ。先輩が原宿や青山、銀座の資生堂などで働いてきた実力者ばかりだったことが、幸いした。
「だって、上手い人がいないと勉強にならないから」
5年後、一人前のスタイリストとして、大手高級サロン「ソシエ」に2年勤め、研修で出会った女性と意気投合し、一緒に昭島で店を開いた。27歳の時だ。彼女が昭島の人という縁はあったものの、見ず知らずの土地にやってきたのだ。
2006年に、一人で牛浜に店を開き、以降、固定客もつき、実力店として経営も安定し、2021年9月に現在地に移転した。
店名は、珍しいドイツ語だ。「FRUE」というのは、始まり、始まるという意味がある。
「店内は女性が好きそうなティファニーブルーにしているから、店名はゴリっと硬いイメージで行きたかった。最初の店からずっと、『FRUE』。フランス語にするのも嫌だったし、ドイツ語がよかったですね」
確かに、太田さんは一見、強面だ。あまり美容院の名には見ない、ドイツ語のキリッとした響きとロゴがぴったりかもしれない。
都内各地からのファンも多い、唯一無二の確かな技術
客層の多くは、40代から50代の「美容室に騙され続けてきた」女性たち。太田さんのカットでようやく、自分に似合うヘアスタイルを獲得した人たちだ。 「可愛くしたい、かっこよくしたいというご本人の希望を聞き、そのように仕上げます。女優さんの写真を持ってくる人もいますが、こう言いますね」 太田さんは写真を否定しない。その代わり、こんな提案をする。 「本当に、それにする? このヘアスタイルに似てはいるけど、より、あなたに似合う頭の方がいいんじゃない?」 もちろん、納得だ。誰にでも似合うスタイルが作れるのは、骨格を基本としているからだ。そこに、ブレはない。髪の流れは動かせるという。さまざま個性をマイナスにではなく、プラスに変えていくことで、その人に合ったスタイルを太田さんは形にしていく。 「もちろん、失敗もあります。だから、40日以内に再来室した方には20%オフ、2ヶ月以内なら10%オフという、割引をすることにしています。 とにかく、お客さま一人一人の個性、そのかっこよさや可愛らしさを存分に引き出せるよう、全力でお手伝いさせていただきます」 何と頼もしく、うれしい思いだろう。足元にこれほど確かなカット技術を誇るアーティストがいるわけだ。これを奇跡と言わずして、何を言おう。私はすでに、程なくカラーもお願いしようと決めている。
クーポン情報
ご希望のヘアースタイルをおまかせで(3~4つの施術)11,000円(税込)で提供。(初めての方に限る)
※他のサービスとの併用は出来ません。