在来工法の良さを伝える、職人の腕と心意気

シミズケンチク

清水建築

「木造注文住宅」に自信があります

住所
福生市熊川869
TEL
042‐552‐0982

「一生懸命、真面目に建ててあげなきゃ」と、ほころぶ笑顔は、お客を思う心ゆえ。"1対1"の家造りができる、町の大工屋さんが健在だ。

(店名)

清水建築では見えるところも、見えないところも手を抜かない

  • 端正な檜のカウンター

    これが、芯持ち材。1本の木から取れるつなぎ目のない木材だ。化学物質を含まない自然素材だあり、調湿作用がある

  • 端正な檜のカウンター

    墨付けの後、付けた墨に従って「刻み」を終えた木材。木材の個性を生かすためにも、「手刻み」の仕事は重要

  • 端正な檜のカウンター

    自慢の大工道具。右から差しがね、墨つぼ、墨差し、カンナ、ノミ、ノコギリと職人の"技"を支える、まさに「命」だ

店長からの一言

店主 清水英昭さん

清水英昭さん

職人というのは「いい仕事をやりたい、一生懸命いい家を作りたい」という思いで仕事をしています。お客様の意見、気持ちを大事に、責任のもてる仕事をします。10年保証じゃなく"一生保証"。どうか、お気軽にご相談にお越しください。新築、増改築、リフォームと何でも承ります。

基本情報

店名 清水建築
住所 福生市熊川869
電話 042‐552‐0982
営業時間

8:00~18:00

定休日 日曜、祝日
駐車場 あり
カード使用 不可
URL

ストーリー

芯持ち材を使った、在来工法の家

初めに出てきたのが、「墨付け」の話だった。墨付けとは、大工仕事の基本。木材を加工する前に切断箇所や削り仕上げの線を、墨で付けておく作業で、構造に関わる大事な作業だ。その後、木と木を組み合わせるため、木材をノミで刻む「刻み」の作業へと続く。
今や主流はハウスメーカーが行う、図面をパソコンに入力すれば、木材が加工されて機械から出てくる「プレカット」。もはや、墨付けは必要ない。清水建築2代目・英昭さんは、「うちではプレカットだけではなく、芯持ち材をメインに、在来工法をやっています」ときっぱりと言い切る。芯とは、年輪のこと。清水建築が掲げる「本格木造注文住宅」とは、無垢の木材で、昔ながらの工法で建てる家のことだ。   英昭さんの横で、今年72歳の父・克久さんが口を開く。「やっぱり日本の風土には一番、在来工法がいいんです。芯持ち材は強度があって、年数を経るごとに固く、丈夫になる」と、職人歴50年の経験から得た結論を語る。

町の大工は、手抜きしちゃダメ

お客の要望に、できる限り沿うのも親子2代の信条だ。「皆さん、高いお金を使って建てるんだから、一生懸命やっていい家を作らないと」と克久さん。清水建築では見えるところも、見えないところも手を抜かない。骨組みの見えないところにまで、無垢の檜を使うという。これが、職人の矜持なのだ。
「洗面台、キッチンなどはお客さんと一緒にメーカーの展示場まで行って、好きな色や形のものを使えるよう小まめに対応しています。これも、ハウスメーカーにはないところ」と英昭さん。建てたら終わりではなく、年に一度は様子を見にいく。「責任をもって最後まで面倒をみるから、こりゃあ、一生保証だよなー」と、克久さんは横の息子に笑いかけながら、「町の大工は、信頼が大事。だから真面目に仕事をする」と矜持を語る。
親子2代の腕と心意気から生まれるのは、端正で趣のある、格調高い日本家屋。一生に一度の買い物だから、悔いなく気持ちよくと願うのならば、一度、清水建築を訪ねるべきだ。

お仕着せではなく、その家族が生きる家を

墨付けに始まり、墨付けに終わる

細部にまで、職人の技が生きる和室。見事な造作に、日本建築の粋を目の当たりに

細部にまで、職人の技が生きる和室。見事な造作に、日本建築の粋を目の当たりに

「昔は見習い7年、一人立ちするには10年、15年と言われた」と克久さん。大工仕事を始めたのは25歳、秋川の地で。「大工は幅が広い、覚えるのがたくさんある」と、住み込み3食付きの見習いからスタート。大工仕事は性に合った。「面白くないと続かない。棟が上がった時は一番、感動だな」と笑う。当時は建前も盛大で、その後、木遣りをしながら棟梁を家まで送る、「棟梁送り」という習わしもあったという。   今は昔、建前もすっかり簡素化された。しかし、克久さんにとって棟上げの感動は変わらない。それは、苦しみから解放される瞬間だから。「何もないところに、柱1本から建つんだよ。図面は同じでも、棟梁の考えでやり方は変わる。とにかく墨付けが大事だな。ずっと頭の中で考えていて、建つまではイライラカリカリなんだけど、建前が終わるとすっと消える。よーし、間違えてなかったって」と克久さん。
今は足を痛めて登れないが、高いところも大好きだった。「この仕事、同じものが一つもない。だから、面白い」と気持ちよく笑う。「昔式の仕事を覚えて行けば、何にでも対応できる。プレカットで作る家は積木の仕事、造作ができない。こいつには墨付けから教えたから」と頼もしそうに、息子を見る。若き大工は、ちゃんと父の腕を継いでいる。

お客との"1対1"の家造り

外観も端正で、美しい。芯持ち材を使った在来工法の家は土台の強度も抜群の、耐震構造。20年、30年と木材はどんどん丈夫になるという

外観も端正で、美しい。芯持ち材を使った在来工法の家は土台の強度も抜群の、耐震構造。20年、30年と木材はどんどん丈夫になるという

案内された家に、一歩足を踏み入れた瞬間、驚きの声が漏れた。美しい木目の床材、端正な床の間、研ぎ澄まされた職人の技を感じる、格調高い純和風空間。惚れ惚れするような仕事ぶりだった。使う木材も確かなものばかり。「床材は五日市で注文して持ってくる、一枚板の檜。一枚板の昔の床材は、今の表面だけ加工したフロアーより冷え込みがない」と言うが、何より美しさが違う。目の前にあるのは、すべて本物だ。紛い物ではない、本物の美しさ。材料も技術も、その心も。
今、仕事を担うのは英昭さんだ。20歳から父の手元で働き、もうすぐ20年。「やっぱり心配なんだよ。毎日、見に行く。『うれしいよ。今日は、100点満点だった』ってほっとする。俺より、よくなってもらわねえと」と、もう父の顔だ。
家とは外側のお仕着せではなく、その家族が、何を大事に生きていくかで違ってくるもの。だから、お客の「思い」と「意見」と「気持ち」を大事に、常に"1対1"の家造りを心がける。「できる限りの金額で、できる限りの希望を聞いて、一生懸命にいい家を建てる。粗末に造るようじゃ、職人じゃねえ」と克久さん。これぞ、職人の腕と誇りと心意気。地元にこんなカッコいい大工さんがいるのは、まさに誇りだ。

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