家庭的な雰囲気、誠実な応対

ツユキフドウサン

露木不動産

「笑顔」に自信があります

住所
福生市福生1102-6
TEL
042-553-2200

新奥多摩街道に店を構え、福生最古参・不動産屋の信頼の証は、創業以来の精神にあった。すなわち、「儲けに走らず、やるべき仕事をきっちりと」。

(店名)

平成24年に新店舗がオープン

  • 端正な檜のカウンター

    物件情報の棚に、絵本も。子ども連れにとっては、うれしい配慮だ。

  • 端正な檜のカウンター

    ドアをあければ、目の前にあるのがカウンター。家賃。駐車場の支払いはここで。

  • 端正な檜のカウンター

    ガラス戸の向こうに街が見える。日差し差し込む明るい店内。観葉植物のグリーンに心やすらぐ。

店長からの一言

店主 露木禎尚さん

露木禎尚さん

スタッフの笑顔と家庭的な雰囲気、誠実な応対が自慢です。目指すは、“ナンバーワン”ではなく、“オンリーワン”。お客さまに、「ここに聞きに行ってよかった」と思ってもらえることが一番の喜びです。どうか、お気軽にご相談ください。

基本情報

店名 露木不動産
住所 福生市福生1102-6
電話 042-553-2200
営業時間

10:00~19:00

定休日 水曜
第3水曜の前日
駐車場 あり
カード使用 不可
URL

ストーリー

あたたかな笑顔に迎えられ・・

露木美佐良さん。この笑顔にどれだけの客が、心をなごますことだろう

露木美佐良さん。この笑顔にどれだけの客が、心をなごますことだろう

ガラス戸に張られた物件情報に、その不動産屋の誠実度の一端が示される。すなわち、どこまで親切に情報公開しているか、だ。カラーの外観写真と地図に間取り、最寄り駅、賃貸条件、住所、建物構造、築年月等々、張り出されている物件情報に漏れはない。
ドアを開けるや、「いらしゃいませ」と女性スタッフの笑顔で、あたたかく迎えられる。マニュアル・スマイルではない、自然体の笑顔に瞬間、「垣根」がすうっと消える。「お客さまが構えないで入ってこられるように・・」と、笑顔の持ち主の一人、露木美佐良さん。「心」がちゃんと映っている笑顔に、初めての緊張が和らぎ、安心度がグッとアップした。
店内は日当たりがよく明るい雰囲気、観葉植物のグリーンも目にやさしく、ゆっくりと相談できる環境が設えられている。やがて飾り気のない、アットホームな空気を肌で感じ、居心地のよさとともに、「任せて安心、大丈夫」という思いが自然にわいてくるのであった。

納得できるまで、お付き合い

ここが相談コーナー。落ち着いて話ができる配慮がうれしい

ここが相談コーナー。落ち着いて話ができる配慮がうれしい

「福生の物件はすべて頭の中に入っています。よく地図を見ますね」と、社長の露木禎尚さん。決して多くを語らず、控えめながら、お客の要望にできるだけ合うように、腐心する日々がうかがえた。車で物件を案内している時のこと、「あれ? この方はあそこの方がいいんじゃないの?と思って、『空いてる?』と持っている業者に電話をし、案内したら、『こういう所を探していたんです!』と喜ばれたこともあるという。
「基本的にお客さまが納得できるまで、お付き合いしますよ」と、何てありがたいことだろう。この誠実な姿勢を支えるのは、「ここに聞きに行ってよかったと思ってもらえれば、十分なんです」という思いだった。
創業以来、業者間はもちろん、大家さんからの信頼が厚い。「管理をきっちりすることによって、物件の完成度が増すのです。大家さんに情報提供をし、リフォームを進めたり・・」と露木さん。誠実な心と飾らない家庭的な雰囲気、ここに福生で最も長く信頼を得ている理由を見た。

時流に流されず、ただわが道を

アメ横から、福生へ

露木不動産の創業は、昭和47年7月。禎尚さんの父、健次さんが43歳で始めた事業だった。

露木家はもともとアメ横で、海苔店を営んでいたという。祖父は「葛篭(つづら)屋」を営む竹職人であったと聞く。浅草の海苔屋はその後、東京大空襲で焼け出されるものの、健次さん兄弟は「掘っ立て小屋」で浅草の地を守っていた。やがてシベリアから兄が復員してきたのを機に、健次さんは浅草を離れ、蕨市で化粧箱を作る「箱屋」を営む。昭島にいる箱屋の仲間から「こっち、こいや」と誘われ、福生の地へ。昭和37年のことだった。
その後、健次さんは「宅地建物取引主任者」「同業者免許」を取得。露木不動産を現在地で開業。今や福生にある同業約80店舗の中で、最も古い老舗となった。

根底に流れる、江戸っ子・職人気質

建次さんの流儀は、「頼みにきた大家さんの仕事はやるけど、『やらせてください』とは言わない」ということ。ここに貫かれているのは、江戸っ子・職人気質の美学といえるものだろう。「『海苔、まけて』という客には、『味噌汁で顔洗って、おととい来い』なんてのが、当たり前の商売だったようですよ」と禎尚さんが苦笑い。
だからこそ健次さんは、「大家さんのために、人のために」と骨身を削った。12年間、組合の理事を務めたのもその表れだ。「儲けに走らず、やるべき仕事をきっちりと」、すなわちこれこそ、創業以来の信条となる。
不動産業界狂奔のバブル期。健次さんが貫いたのは、「時流に流されず、わが道を行く」ことだった。「いつか、自分で自分の首を絞めることになる」と世を達観し・・。

昨年、健次さんは第一線を退き、今や父の後を継いだ禎尚さんと夫人の美佐良さんは、「お客さまにとっての、オンリーワン」を目指し、今日も明るい笑顔で客と誠実に向き合い続けている。

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