永らくのご愛顧、誠にありがとうございました。2018年5月23日をもちまして、閉店とさせていただきました。

フジヤ

藤屋

「手打ち麺」に自信があります

住所
福生市本町123
TEL
042-551-0159

この店舗は2018年5月23日をもって閉店いたしました。

(店名)
  • 端正な檜のカウンター

    民芸調の落ち着いた雰囲気の店内。女性のおひとりさまでも、ゆっくり食事やお酒が楽しめる

  • 端正な檜のカウンター

    コロッケをトッピングしたカレーうどん。自慢のおダシとスパイスが見事に融合したカレースープが、モチモチの手打ちうどんにしっかり絡み合う。いろいろなトッピングを楽しみたい

  • 端正な檜のカウンター

    香織さんのお母さんの絵と、嘉一さんのお母さんの書が合体した、オリジナル箸袋。情緒たっぷり、小粋な配慮だ

店長からの一言

店主 店主 加藤嘉一さん、香織さん

店主 加藤嘉一さん、香織さん

美味しいお蕎麦と、おもてなしの心でお迎えしています。食堂ではありながら、うどん、そばとすべて手打ち、本物の味をご提供いたします。香りのいい蕎麦茶を立ててお待ちしております。どうぞ、お気軽にお越しください。

基本情報

店名 藤屋
住所 福生市本町123
電話 042-551-0159
営業時間

11:00~19:30

定休日 月曜
駐車場 市営駐車場利用
カード使用 不可
URL

ストーリー

たかが食堂と、侮るなかれ

シャキッとしめた冷たい中華そばを、蕎麦つゆ+ネギ・ワサビで食す「中華もり」。キリッとした麺がサラサラと口中に流れる。さっぱりとした美味しさが魅力の新感覚麺

シャキッとしめた冷たい中華そばを、蕎麦つゆ+ネギ・ワサビで食す「中華もり」。キリッとした麺がサラサラと口中に流れる。さっぱりとした美味しさが魅力の新感覚麺

福生駅西口から徒歩1分とかからない。暖簾がかかっているとホッと安心する、そんなみんなの食事処。店内には一人でラーメンをすするおばあちゃんや、ガッツリと丼と麺のセットをかっこむ労働者グループ、お蕎麦をかみしめるおひとりさまの女性等々、いろいろな人たちがテレビや雑誌、新聞を見ながらゆったり、思い思いに食事を楽しむ。そう、「あってよかった、駅前食堂」そのもののなごみの光景が広がっている。    

しかし、ここがただの食堂だと思ったら大違い。藤屋の朝は4代目店主・嘉一さんが蕎麦を打つところから始まる。自慢のダシは昔から変わらず、日本橋の鰹節屋から取り寄せた一級品で、素材と手間を惜しまず丁寧に取る。このおダシこそが、店の宝となるからだ。これだけで、「究めぶり」がタダものではないことがわかるだろう。  

細めの繊細な蕎麦を一口すすって、びっくり仰天。「これ、大衆食堂の味ちゃうねん!」と、瞬間、叫びが漏れる。コシがあってシャキっシャキ、エッジが立ったお蕎麦は、蕎麦通も納得の本格派。「切りが大事なんですって。細めに切って角をピシッと立てる。これが、江戸蕎麦の基本とか」と説明してくれた香織さん。笑いながら「びっくりされる方が多いんですよ。きっと、期待してなかったんでしょうね」と。うん、いい意味での裏切りに出会うと、客は何十倍もうれしいのだ。

裏メニューも商品化、新製品に目が離せない

蕎麦だけでなく、麺はすべて手打ち。うどんは従業員が足で踏んで、のして打つ。ラーメンも店の工場で作られる。「これ、裏メニューなんだけど」と嘉一さんが出してくれたのが、「中華もり」。水でシャキッとしめたラーメンをざるにのせ、冷たいそばつゆ+ネギとわさびの薬味で食す。ミスマッチかと思いきや、これが意外や意外、何ともヤミツキ系の魅力を持つ。キリッと冷えたラーメンとそばつゆがぴったり、ツルツルシコシコと、清らかな麺が口の中をサラサラ滑るように入っていく。これは麺が上質だからこそ、そしてダシにごまかしがないからこそ、可能な一品なのだ。カンスイが少なめのやさしい味わいの麺は、小麦の風味をほのかに感じるほど。「裏メニューじゃ、もったいない!」と思わず、店主にVサイン。香織さんによれば近々、通常メニューとして登場とか。  

「これから、カレーうどんに力を入れようかと・・・」と香織さん。ポイントは、トッピング。たとえばナスにトマト、かぼちゃ、温泉卵、コロッケ、トンカツなどいろいろなトッピングでカレー麺を楽しむという趣向だ。うどんが、また絶品なのだ。透明でシコシコツルツル、ちゅるちゅるの食感がたまらない。藤屋自慢のおダシと、スパイスが効いたカレーのおつゆでいくらでも食べられる。トッピングのカレーコロッケがガツンと食欲中枢を刺激し、単調になりがちな味にニクイほどの変化が生まれる。これはお客にかなり有難い、楽しみなメニューになるだろう。

店には常連のお客さんはもちろん、ゴルフ帰りの都心からの客とリピーターも多い。「最後に、『お蕎麦ねー』って言ってもらえるのが、イチバンうれしい」と香織さん。今や本格的な食事処として、新たなスタートを切ったところだ。

福生七夕の歴史とともに

うどんや蕎麦がご馳走だった時代に

甲府のご当地グルメ「とりもつ煮」は、昔から藤屋の酒肴の定番。甘辛く煮付けたとりもつがお酒にぴったり。地元の銘酒「嘉泉」&「多満自慢」が楽しめる

甲府のご当地グルメ「とりもつ煮」は、昔から藤屋の酒肴の定番。甘辛く煮付けたとりもつがお酒にぴったり。地元の銘酒「嘉泉」&「多満自慢」が楽しめる

時は、昭和26年。商店街の振興をはかるため、福生で七夕祭りが初めて開催されたその年、藤屋も現在地に店を構えた。そもそも、店の始まりはうどんの配給だったという。

「当時は牛浜に家と工場があり、うどんを打って、工場で茹でて、リヤカーでここまで運んできたと、おばあさんが言ってました」と香織さん。嘉一さんは創業者から数えて、4代目に当たる。  

「この辺りに他に店がなかったせいか、ものすごくお客さんが入りました」と香織さん。うどんからラーメン、中華、蕎麦に丼物とレパートリーが増えて行ったのは、お客の要望に誠実に答えていった結果だという。それは、時代の要請だったのだ。デパートの食堂に和洋中と何でもあった時代、庶民にささやかなハレの食を提供する「駅前食堂」には、どんな気分にも応えられる豊富なメニューが大事だった。そんな昭和の空気の中、育っていった駅前食堂は、福生の町に無くてはならない、みんなに愛されるあたたかな憩いの場となったのだ。

酒肴を充実、「蕎麦屋で一杯」の粋な楽しみ方も

2年前に嘉一さんと香織さんの代に変わった時、二人は酒肴の充実を考えた。お墓参りやゴルフなど都心からの客が、板わさや出し巻き卵などで酒を呑み、最後に蕎麦でしめるという粋な楽しみ方を目の前にして、地元のお客にもこのようにくつろいでもらえればと考えたからだった。「おばあさんが一人で、粋にお酒を飲んでいたり、昼酒ができるのも蕎麦屋ならでは。蕎麦屋の楽しみ方を知ってもらえれば・・・」と嘉一さん。  

藤屋自慢の酒肴に「鶏もつ煮」がある。昨年のB級グルメ祭典でグランプリに輝いた、甲府のご当地グルメ。働いていた板前さんが甲府出身だったため、もともと藤屋にあったメニューだった。甘辛く煮つけられた鶏のレバーと砂肝は酒の肴として、後引く旨さ。山芋磯辺揚げ、牛すじ、もつ煮も人気メニューだ。「これからもっと、もっと工夫をしていきたい」と語る香織さんには、「駅前食堂」というイメージをいい意味で破りたいという思いがある。  

粋な蕎麦屋の楽しみも叶えられ、一方、「女性のお一人さまもお年寄りも、だれもがゆったり楽しんでほしい」と気づかってくれる店は、多分、都心の専門店にはあまりない。時代が変わっても福生の"みんなの食事処"は、庶民の笑顔ほころぶあたたかい場所に変わりはないのだ。

クーポン・地図

クーポン情報

飲食代より5%引き(宴会、仕出し、出前を除く)

※有効期限2019年3月31日
※クーポンは必ず紙に印刷してお持ちください。
※他のサービスとの併用は出来ません。

店舗MAP

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