福生・Fの店は「お客様目線で考える」お店。お買い物や、お食事、暮らしを楽しくするハナマルブランドです。
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経師屋の技と誇りを今に伝える、信頼の店
ツゲヒョウグテン

柘植表具店

「本物の職人」に、自信があります。
住所
福生市志茂192‐2
TEL
042‐551‐0743

お店訪問

表具屋? それとも経師屋?

障子を貼った後に霧吹きで水をかけることによって紙が縮み、ピンと貼ることができる。障子貼りの最後の仕上げ

インタビューの冒頭、店名の通りに「表具屋さんのお仕事とは……」と尋ねたところ、三代目の柘植工さんは敢えて、「経師屋です」と自らを名乗った。瞬間、“一経師屋”であることが工さんの誇りなのだとすっと伝わる。

「表具」とは、布や紙などを糊で貼りあわせて、襖や衝立、屏風、掛け軸、巻物、額などを作ることで、「表装」という言葉と同じ意味で使われる。すなわち、日本古来より受け継がれている伝統的な技を持つ職業で、この人たちのことを「表具師」、または「経師」という。名の由来としては、「経師」の方がはるかに古い。そもそも「経師」は古代、写経することを生業とする人たちのことを指し、それが個人による写経が盛んになると、写経後の表装の仕事をするようになったという歴史がある。それほど古来より、日本の伝統文化を支えてきた重要な技術であり、職業なのだ。

だからこそ、工さんには強い思いがある。

「今や新築の家に和室が無くなり、経師屋の仕事自体、需要がどんどん減っています。だけど、経師屋という職業を絶やしたくない、絶やすべきではない」

これが今回、Fの店に名乗りを挙げた大きな理由だ。多くの人に、経師屋の仕事を知ってほしいという思いが工さんにはある。

経師屋は、内装全般のプロ

たとえば、襖の張り替え。柘植表具店での価格は、「糸入り」という紙を使った場合5200円~、「鳥の子」という和紙なら7000円~。ポストに入ってくるチラシ価格(1800円~)に比べれば、かなり高い。それは、仕事が違うからだ。

「安いのは、襖の上に新しい紙を貼るだけです。ウチでは縁を外して、襖そのものを補修します。穴が開いていればそれを埋めたり、『袋張り』もやり直します。そうしないと、襖が持たない。経師屋がやる襖は、100年もつと言われています」

「袋張り」とは、襖の下張りの工程で、茶塵紙を袋状に浮かせて貼る作業だという。襖の裏側、私たちが見えない場所には経師屋の伝統技術が潜んでいるのだ。

障子の張り替えも、プロと素人では訳が違う。

「ポイントは、糊の濃さです。糊を濃くすれば誰でも張れますが、糊を薄く付けて貼るのはかなり大変です。でもそれが唯一、木を傷めない方法なのです」

そして昨今、工さんの仕事で最も多いのがクロス貼りなどの内装工事だ。壁や天井に和紙やクロスを貼るだけでなく、床に各種の内装材を貼ったり、カーテンやブラインドなどで窓際を装飾する、インテリア部門の仕事まで請け負う。

「貸家、アパート、店舗、一般住宅などのリフォームもやっています。一つ一つ、真剣勝負です。ありがたいことにウチは祖父の代からの信用があってこの地に根付いていますが、それを失うほど恐ろしいものはないと肝に銘じています」

どんな仕事でも、工さんの姿勢は変わらない。しかし、経師屋としての醍醐味はこんなところにある。

「出来上がった襖を建てつけて、閉めた時の音ですね。ピタッという気持ちのいい音がするんです。1ミリでも狂うと、こういう音はしない。ピタッと来た時、達成感がありますね」

現代的ニーズにも応えながらも、昔ながらの技を受け継ぐ“街の経師屋さん”が、福生にはこうしてちゃんと健在なのだ。

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