お店訪問
地域に貢献できる企業として

お客様からの信頼と信用が厚いからこその笑顔。
25年以上も続く、地道な地域サービス
利用者世帯に毎月届く、「ぶようがす新聞」をご存知だろうか。昭和56(1981)年発行の社員手作りのこの新聞、最新号で358号をカウントし、部数は38000世帯と聞いてびっくり。「供給世帯への情報発信が第一の目的。第二は主婦層に親しみやすい会社にしたかったこと。点検で台所に入れてもらうわけですから」とのこと。先見性はもとより、「時流に流されない」精神の揺るぎなさ、確かさに感動してしまう。なかなかできることじゃない。
特筆すべきは、「クッキング教室」だ。32年前、山下さんの母・美枝さんが講師となり「パン教室」からスタートし、「料理教室」、「特別教室」と幅を広げ、延べ受講者数は今や、8,500名!「きっかけは父の、“ガスを使うだけじゃなく、会社に親しんでほしい”という思いでした」と山下さん。今でも費用は、材料費程度。なのに「ロールパンは6~7個、クリスマスケーキは半分」という大盤振る舞いの持ち帰り。あたたかな姿勢と眼差しがうれしくて、山下さんの笑顔に、これは絶対に参加しようと心に誓うのだった。

8月開催の親子料理教室










時は昭和30年代半ば、青梅線沿線にようやく都市化の波が押し寄せてきた頃。福生では地元有力者たちの尽力・奔走により、都市基盤整備の各事業が興りつつあった。都市化に欠かせないのが上下水道、電話、都市ガスの整備だ。そこで「都市ガスは新しい仕事なので若い人に任せようと、都内で会社を経営していた父に白羽の矢が立ったようです」と社長の山下真一さん。まだ見ぬ、高度成長期前夜の福生の匂いがふっと立ち上がる。
昭和35年5月、山下さんの父、光一(みついち)さんは地元有力者のバックアップのもと、「儲けではなく、地域発展のために」とガス会社を設立、これが武陽ガスの創業だ。光一さんは事業を起こすに当たり、<安全・安定・安価>という大原則を打ち出した。「これは、多少表現は違っても今でもうちのモットーです。“時流に流されず、不断の努力を”というのも、創業社長以来、変わらない基本精神ですね」と、にっこりと山下さん。地域貢献を自らの大切な任務とし、真面目に取り組み続けてきた歩みがくっきりと見えた。