お店訪問
最高級シャトーブリアンステーキとは・・

これぞ、天上のステーキ! 夢心地が止まらない。
目の前に供されたのは、美しい網目模様がついた迫力の一品。「神戸シャトーブリアンステーキスペシャル」(スープ、サラダ、ライス又はパンで11,340円)だ。驚きの厚さ、少なくとも○センチはある? ナイフがすーっと吸い込まれるように入っていく。一口で、別次元へ連れ出されたような衝撃。これは何? これが肉? 眼をみはるほどのやわらかさ、レア部分が舌にまとわり絡みつき、そしてふんわり溶けていく。やがて香気が、ふわっと口中に満ちてくる。あっさりした醤油ベースのタレが抜群にいい。若菜さん曰く、「ヒレ部分に、サシがある」。だから、えもいわれぬ旨味が後々まで残るのか。
「神戸霜降りサーロインステーキスペシャル」(スープ、サラダ、ライス又はパン、10,500円)も、これまでの乏しいステーキ体験を根底から覆した逸品だ。やわらかさはナイフを入れた瞬間に確信となり、ただそのままで、口の中で肉が溶けていく。抜群の風味を口中に残し・・・。ああ~、脂が甘い。それも衝撃が身体を貫くほどに・・・。
開店当時から代々通い続け、今や4代目という家族がいる、横田基地の外人さんが「祖父、父から日本に行ったら寄りなさいといわれ・・・」と来店するケースも多い。すべて、納得の伝説だ。NBAロサンゼルス・レイカーズ所属、現役屈指の実力と人気を誇るアメリカのスーパースター、プロバスケット選手、コービー・ブライアントの名が、この「神戸ステーキハウス」に由来するということも。ここでステーキの旨さに感動した父が、息子に「kobe」とその名を託したのだ。それほどまで、パワーをもつステーキなのだ。

ステーキとワイン、至福の組合せはいかが。厳選されたワインも多彩に揃う。ボトル2625円~










70年代初期のインテリアで統一された店内はセピア色に包まれ、空気までもが懐かしい。「タイムマシーン(=クルマ)に乗ってあの時代へ」の雑誌企画で、70年代を代表する店に選ばれた。50年代は山の上ホテル、60年代はキャンティだから、そのスゴさがわかるだろう。
開店当初から変わらぬ不動のメニューでイチオシが、シャトーブリアンステーキ。これはフランスの貴族が所望した、ヒレの中心の上質な部分を分厚く切ったステーキのこと。76歳で今も厨房に立つ店主・若菜貞雄さんによれば、「厳選した和牛の上質なヒレ肉の中心部分で、1本のヒレで3人前しか取れない」という希少部位。「一番やわらかくて、美味しいから」と若菜さん。これを分厚く切って、炭火で焼く。「肉は炭火でないと・・。炭が旨味を閉じ込めるんだよ」と。特別限定で「お二人様用厳選最高級神戸シャトーブリアンステーキ」(45,150円)なんて一体どんなお肉なのか、想像すらできない。