お店訪問
黒毛和牛の美味しさを、世の中に広めたい

ゆっくりくつろげる。木目を生かしたナチュラルな店内。モダンでおしゃれだ
一番のおススメ「霜降り和牛をもみだれで」に悶絶
さあ、心して行こう。お得な「焼肉セット」(4500円)からスタート。上タン塩(1人前)、ロース(1人前)、カルビ(2人前)、キムチと天然ワカメとレタスの韓国風サラダがついて、このお値段。先ず、タンだ。冷凍のまま供されるのは、「融けると、動物臭が出やすい」から。独特の香ばしさに「なかなか~」と感動していると、目の前にキレイな霜ふりのカルビが!こ、こっれが、但馬のA5級。もみだれをいい感じにまとっている。さっと焼いて,レアで行く。お肉がふわっと口の中で溶け,旨みが口いっぱいにあふれんばかりに広がる。えええ~!何、このお肉!「信じられなーい」という叫びが、心の中にこだまし続ける。
タレが、また秀逸なのだ。コクがあるけどあっさり・スッキリタイプで、甘ったるさがなく、肉本来の美味しさがストレートに伝わってくる。いや、全身を直撃する。
しかし、本当に驚愕すべきはロースだった。黒毛和牛の赤身肉の中でも、旨みとジューシーさを併せ持つ部位を厳選したという、万蔵のロース。一口で衝撃が貫く。ロースって、こんなにジューシーだった? 柔らかかった?ロースも溶けるなんて・・、しかも、肉の旨みをずっしりと堪能できるのだ。こうして店を出るまで、怒涛の感動体験が続くのだった。











パンフレットの表紙に、「日本の技 黒毛和牛」と店主は記す。もともと食肉販売業をやっていた、"肉の達人"である店主・吉村さんが、ぞっこん惚れ込み、情熱を傾けるのが、「日本の技」とまで言い切る黒毛和牛だ。
黒毛和牛は昔からある和牛の一種で、最も美味しいとされる。その黒毛和牛の中でも、時間をかけて肥育される「但馬」こそ、脂の質・旨みとも最高と言われ、松坂牛、神戸牛、前沢牛など名立たる銘柄牛は、すべてこの「但馬牛」の血が入っているのだ。
長年、産地も業者もよく知る吉村さんが辿り着いたのが、宮城県。自分で納得できて信頼がおける業者から、「顔の見える」生産者の肉を仕入れる。ひとえに、黒毛和牛の美味しさを、世の中に広めたいという思いゆえだ。「但馬の、生後30ヶ月を越えたものは脂があっさりして、胃もたれしないんですよ。名匠が肥育した肉は、脂の口どけが違いますね。甘みがあって、旨みがある」と吉村さん。そんなお肉が、お手軽価格で楽しめるなんて~。